2019年12月4日水曜日

「風はまた」

ここのところ昔作った曲を録り直す事が続きましたが、ようやく最近作った曲をかたちに出来ました。
今まさに住んでる修善寺の河原の町並みや、そこにかかる橋、小さな駅前ロータリー、それを覆うような夕暮れの空。少し肌寒くなった今日この頃。

きっと日本の地方にどこにでもあるような景色と、どこにでもいるような普通の人が抱えるやるせない気持ちに寄り添えたら作った甲斐があるというものです。

サウンド面では、信条にしていた生ドラムが今の住環境では録れないので、キーボードで打ち込み、その勢いで調子に乗って弾いた事ないオルガンまで重ねてしまいました。

演奏はフジファブリック、歌はハナレグミ、つまりハナレフジが演奏すれば、完璧な名曲に仕上がる予感です。
ま、それが出来るのが才能、出来ないのが凡人なんですけどね。これからも凡人の歌を作り続けます。

そんな曲です。





夕まずめ たなびく金の雲
どこかの家から来た 匂いは食卓

学生の笑い声が響く
もう戻れないその時を ただただ 感じた

でも 終わらない この日々の主人公

風はまた 何も言わず ただ運んできた
まるで今日この日の事 知ってたみたい
そっと匂い残して 消えた

街灯の明かりが灯る頃
家路につく人達 色々抱えて

でも 終わりにしよう 闇の被害者を

風はただ 何も言わず また運んできた
まるで今日この日の事 分かってたみたい

過ぎた日に思い馳せる 意味はないけれど
今日この日が思い出せる その時まで
少し生きてみようかな


Music : masaonion
Lyrics,Vocal and All instruments : masaonion

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