2021年4月23日金曜日

30代後半で未経験から職人を目指すという事

先述の通り、電気工事士を目指して転職してから3日が経ちました。結論から言うと…

正直ツラいです。
まだ三日目だけど、こんなにツラいと思わなかった。


理由①「人間関係」
今までアパレル販売というサービス業に勤めていたので当たり前過ぎた事だったのですが、基本的にスタッフや関係者のほとんどが“フレンドリー”な人柄の訳です。
ところが一転、建築職人の世界に飛び込んでみるとその真逆と言っていいかもしれません。“愛想良く”なんて無縁の世界。むしろそういった気遣いをしたくない人達が選ぶ職業かもしれません。まずはこのギャップに苦しむ事になりそうです…


理由②「実力と経験が全て」
そう、つまるところ職人とは“何をどれくらい出来るか?”に尽きるのです。そしてそれはセミナーに行っても、本を読んで勉強しても身に付きません。どれだけ身体と手を動かしたか?それでしか身につかないのです。
職業訓練校で電気工事の授業を受けて周りから「電気屋さん向いてるんじゃない?」なんて言われ、その気になってしまった僕ですが、授業で習った事と現場ではまるでレベルが違すぎてとても比になりません…


理由③「居場所がない」
①と②をもってして、先輩社員と付いて現場に行っても、僕にはまるで存在価値が無いのです。そりゃそうだ、何も出来ないのだから。しかも今までのようなノリの人付き合いも出来ず、まわりを見渡せば付き合った事のないようなタイプの人達が現場中にひしめいています。まだ若ければ見習いの子で済むのですが、これが無駄に歳を重ねた40歳手前、白髪混じりのおっさんだから始末が悪い…
とにかく仕事さえ出来れば話は別なんですが、今はほんとに何も出来ないので、荷物運びや清掃など、出来る事を探すしかありません。でもやれる事が無くて、ただただ突っ立ってしまう事も多いです。そんな中忙しなく動いていく現場で、先輩社員と協力業者のやりとりを見ていると、自分は存在があって無いような透明人間状態です。


そして今まではおれがお弁当を作っていましたが、5〜6時に起きて夕方まで仕事して疲れて帰宅し、クタクタでもう何も出来ません。それを見かねてか、家事の中でもあまり好きじゃない料理で夜遅くにがんばってお弁当を作ってくれる奥さん…

その弁当を、記念すべき現場初日は、仮設建物の休憩所で食べました。



今日は、会社の車の中で食べました。



晴れ渡る空の下…
快晴の天気とは裏腹に、その優しさと自分への強烈な不甲斐なさで涙が出そうでした。

でもこの状態を選んだのは他でもない自分です。

“手に職をつけたい”

ツラい時こそ、原点の気持ちを思い出して、まずは「第二種電気工事士」の資格獲得と、最低でも勤続一年を目標にやっていきたいと思います。

(※仕事の休みは日曜のみです。でも確実にクタクタで一日死んでます。誰かと楽しく連絡を取ったり遊んだり、YouTubeを更新したり…今はとてもそんな気分になれそうにありません。SNSなど見たくもない。
それもこれも、全ては今まで怠けて来た分と思っています。もしかしたら心情を吐露出来るブログだけは更新が頻繁になるかもです。胸糞悪い内容ですが、暖かい目で見守ってもらえれば幸いです。)

1 件のコメント:

  1. フレンドリーな人はいないかもしれないけど、人間関係とか愛想とか結構大事だと思うけどなあ。無いよりも絶対あった方が良いし^_^ 初めは疎外感を感じるよね。自分も本当そうだったし。中には人情のある人もいるはずだから大丈夫。これから暑くなるから身体は気をつけてよ^_^ HIRA

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